ThinkPad T43Pバッテリー

Publié le par chongtou

ibm thinkpad r50 バッテリー

ただ、重さが約1.55キロと、11.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載するノートPCとしては、やや重い部類になる。常時携帯を予定しているユーザー は留意しておきたい。なお、ACアダプタは、ThinkPad Xシリーズで共通のものが付属する。サイズは102(幅)×40(奥行き)×27(高さ)ミリ、重さはコード込みで実測約298グラムだ。 T41P アダプタ

本体に搭載するインタフェースは、左側面にアナログRGB出力、HDMI出力、USB 2.0、1000BASE-T対応の有線LANを用意し、右側面にはメディアカードリーダ(SDメモリーカード、SDHCカード、SDXCカード、MMC 対応)と、2基のUSB 2.0を備える。右側面にあるUSB 2.0のうち、手前の1基は、PCの電源がオフになっていても、接続したUSB周辺機器に充電できる“Powerewd USB”対応だが、最近ノートPCでも採用するモデルが増えているUSB 3.0は持たない。

 本体のインタフェースは、どのモデルでも変わらないが、無線接続についてはCore i3-2357M搭載モデルとE-350搭載モデルで異なる。IEEE 802.11b/g/nが利用できるのはどちらも同じだが、Bluetooth、モバイルWiMAXは、Core i3-2357M搭載モデルでのみ利用できる。なお、3Gデータ通信によるWWANは、現時点でThinkPad X121eに対応モデルはない。レノボ・ジャパンは、シリーズ発表当初でWWANモデルを用意しないものの、その後に追加するケースが多い。ただし、ThinkPad T43Pバッテリー シリーズでは、日本市場向けにWWANモデルを投入していないので、ThinkPad X121eでWWANモデルが今後登場するかどうかは不明だ。

キーボードは、アイソレーションタイプで6段配列を採用する。ポインティングデバイスには、スティックタイプの“トラックポイント”と、パームレストに設けたマルチタッチ対応のタッチパッド“マルチジェスチャー・クリックパッド”で「ウルトラナビ」を構成する。

 伝統的なThinkPad(レノボでは“ThinkPad Classic”と呼ぶ)を象徴するキーボードの7段配列でないことに、古くからのThinkPadユーザー、とくに、軽量小型なThinkPadシリーズの買い替えを考えているベテランユーザーは難色を示す。

 ただ、レノボが ThinkPad R50E アダプタ シリーズやThinkPad Edgeシリーズで期待する「競合するほかのモデルからThinkPadシリーズに移行するユーザー」では、6段配列のキーボードはそれほど抵抗がないと いう(7段配列と6段配列の話になると、多くの関係者が“日本以外では、このことが大きなテーマとなることはない”と語る)。

ThinkPad X121eのキーピッチは、実測で横方向約19ミに縦方向約18ミリ。キートップサイズは、同じく実測で横が約15ミリ、縦が約13ミリになる。アルファ ベット、数字、そして、かなの大部分(“け”“む”以外)が刻印されたキーで均等ピッチを確保する。ストロークは約2ミリで、力強く打ち込んでもたわむこ となく、かつ、カチカチ、パチパチとうるさくなることもない。キーの打ち心地は快適で、長文の入力でもストレスはたまらない

 最上段はファンクションキーとESC、Home、End、そしてDeleteキーを配置する。ESCキーとDeleteキーは、ThinkPad T400sシリーズから縦2段分の大きいキートップを採用するなど、レノボがキーボードのレイアウトで特別視している。ThinkPad X121eの6段配列でも、ESCキーを最上段左端、Deleteキーを最上段右端に配置してそれぞれ、ほかのキーより横方向を長くしている(キートップ サイズは実測で約22ミリ。ほかのファンクションキーは、実測で約14ミリ)。これだけの工夫で、最新の IBM R50Pバッテリー cのESCキー、Deleteキーと同じぐらい認識しやすく、かつ、打ちやすくなっている。

 レイアウトで気になるのは、カーソルキー回りと右Alt、PrtSc(Print Screen)右Ctrlと並ぶ、右下の配列だ。上矢印キーの両脇にPgUp(Page Up)、PgDn(Page Down)キーが配置され、左、下、右の矢印と合わせ6つのキーがきれいに2段3列に並んでいため、特に上矢印の左脇にあるPage Upを誤爆することが多かった(誤爆の実害は少ないものの)。

 AltとCtrlの間にPrtScを配置するキーレイアウトについては、(筆者が右Altと右Ctrlをほとんど使わない傾向があることも影響し ているが)PrtScキーを誤爆することはほとんどなく、かえって、スクリーンキャプチャを実行するときは、 R51eバッテリー の7段配列にある最上段左端のPrtScを押すより指の運動量が少なくて(最上段をたたくときは、右手をガバッと開かなければならないのに 対して、最下段右にあるPrtScは右親指をずらすだけで済む)使いやすいというメリットもあった。キーの押しやすさや指の運動量という点で考えると、 ThinkPad X121eの6段配列は、ThinkPad Classicに比べて大きく劣るものではない、というのが、評価したものとしての主観的な感想だ。

 ただ、  92P1075 を搭載したモデルでもE-350を搭載したモデルでも、共通してキーボードとパームレストの右側に熱を持つ傾向があるのを確認できた。左 側と比べて明らかに温度が高い。本体の右寄りにはHDDを搭載しており、その熱がキーボードやパームレストに伝わって温度が高くなるようだ。CPUとチッ プセットは本体裏側に向いた側に実装されていて、こちらの熱はキーボードやパームレストに影響しない。そのため、ゲームタイトルを用いたベンチマークテス トや3DMarkなど、データストレージよりグラフィックス性能に特化したアプリケーションの動かしているときは、キーボード右側もそれほど熱を発しな い。

外見の姿はほとんど変わらない(違いが出るのは無線接続の対応ぐらい)、“Sandy Bridge”なモデルと“Fusion APU”なモデルも、その中身はCPU、チップセット、そして、CPUに統合されたグラフィックスコアなど、かなり異なる。とはいえ、TDPがほぼ同じ ( IBM 92P1090 が17ワット、E-350が18ワット)で、構成チップの数が同じ(どちらも2チップ構成)であることから、システムボードの基本的なレ イアウトや熱設計が同様で済むことで、同じボディを利用できたといえる。

 しかし、その性能に違いはないのか。PCMark 7、PCMark Vantage、CrystalDislMark 3.0、CINEBENCH R10、CINEBENCH R11.5、そして、グラフィックスコアの性能比較としてモンスターハンターオンラインベンチマークテストとThe Last Remnantを走らせてその結果を並べてみた。動作クロックとしてはCore i3-2357Mが1.3GHz、E-350が1.6GHzと、E-350が優勢であるが、結果はCore i3-2357Mが圧倒的であったりする。

 デスクトップPCではあるが、E-350のレビューで 比較したベンチマークテストの結果でも紹介しているように  バッテリー 92P1101 とE-350が、同じクラスとして比較できるモデルではない(E-350は、旧世代のCeleronと比べてもベンチマークテストの測定 結果は低かった)。ここでベンチマークテストの測定結果を並べているのも、「“Sandy Bridge”世代で省電力タイプのCore i3とFusion APUで省電力タイプの“Zacate”の優劣」を示すためではなく、それぞれのプラットフォームを採用したThinkPad X121eでどの程度の性能が発揮できるのかの指標を示すためであることを注意して欲しい

レノボ・ジャパンは、E-350搭載モデル(そして、C-50搭載モデルも)を「大企業向け導入モデル」と位置づける一方で、Core i3-2357M搭載モデル(そして、Pentium 975搭載モデルも)は中小企業導入モデルという位置づけだ。また、個人ユーザーも想定した量販店モデルには、Core i3-2357M搭載モデルを投入する。価格設定は、大量導入を想定するE-350搭載モデルが最小構成例(30532DJ)価格で6万9300円、最上 位構成例(305322J)価格で8万4000円であるのに対し、中小企業向けのCore i3-2357M搭載モデルが最小構成例(30456FJ)価格で9万300円、最上位構成例(30456HJ)価格で10万6050円になる。このよう な、価格設定とベンチマークテストの結果で示された結果の値を参考に、自分の利用目的に“十分な”モデルを選べるのが、幅広いプラットフォームに対応した ThinkPad X121eのメリットとなる。

 見た目にThinkPad Edgeと違わないではないか、という意見もあるが、それについては、ソフトウェアとして導入されたThinkPad Vantageユーティリティや、Windows 7の高速起動などが実現する“Lenovo Enhanced Experience 2”が、ようやくThinkPad X121eに導入されたことで( IBM 92P1088 では対象外だった)、ビジネス利用の使い勝手を優先させるユーザーには、ThinkPad Edgeとの違いが明確になった。

 “Fusion APUを採用したThinkPad”として注目された IBM ThinkPad T42Pバッテリー の後継として、ThinkPad X121eが日本市場に投入される。しかし、Core i3-2357MやPentium 975など、インテルプラットフォームも登場することで、Fusion APU搭載という側面に注目するより、自分にあったモデルを予算に合わせて細かく選択できる(CTOにも対応する)ことが、ユーザーには意味があるだろ う。“ThinkPad Classic”を愛するベテランユーザーには、ThinkPad Edgeに近い外観が残念と映るかもしれないが、キーボードをはじめとする使い勝手は悪くない。

 10万円を切る、または、6万円台から8万円で、ThinkPadシリーズに相当するユーティティを利用できるノートPCを探している企業ユーザーにとって、ThinkPad X121eは十分な性能とユーティリティを提供してくれる選択肢となるだろう。

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